カリウムサプリメントの効果と高カリウム血症について。
魚介類、海藻類、野菜類など旬の素材を中心にした食生活を送ってきた日本人。カリウムはサプリメントで摂り入れるほど不足を心配する必要のない栄養素でした。最近になって日本人の食生活が西洋化し、今までの食生活が大きく変わって生活習慣病の患者が増加するとともに、カリウムサプリメントの注目度が増したのです。カリウム不足から現れてくる症状としては、糖尿病、高血圧、神経障害などがあります。食事から摂取するカリウムが不足気味である場合、サプリメントを使って補うことでさまざまな改善効果を期待できます。
高血圧の場合、塩分の摂り過ぎが指摘されることがあります。塩分を摂りすぎる傾向がある人は、カリウムを摂取することでナトリウムの排泄を促すことができるため、高血圧の予防にカリウムサプリメントを使ってみても良いかもしれません。夏の暑い日に夏バテを起こしやすいのは、カリウムが汗によって大量に流れ出てしまい、体内でカリウム欠乏状態になるためです。食品からカリウムを摂り入れられることが一番ですが、夏バテを起こしていまっている時には食欲も落ちてしまいますので、カリウムサプリメントを使うのは良いかもしれません。
生命維持に必要不可欠な元素のうち、主要元素以外はミネラルとよばれ、100以上の種類があります。この中でも、必須ミネラルと呼ばれている成分が欠乏すると、生体はさまざまな機能障害を引き起こし、ひどい場合には病気になってしまいます。必須ミネラルは、主要元素(ナトリウム、塩素、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、イオウ)と微量元素(鉄、亜鉛、銅、マンガン、コバルト、クロム、ヨウ素、モリブデン、セレン)から構成されています。カリウムは、こうした必須ミネラルの一つです。
体の中では、カリウムは細胞内部の体液に溶け込んでいるのが普通です。そして、細胞外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、様々な機能を正常に保っています。食品経由の栄養素としてはカリウムはそこそこ摂り入れやすい栄養素と言えますが、どうしても必要量に届かないようであればサプリメントを服用するという手もあります。ただし、健康のためにはバランスの良い栄養摂取がどうしても必要になってきます。カリウムに限らず、サプリメントはあくまでも不足している栄養を補助するものです。カリウムサプリメントに頼り過ぎないようにしましょう。
カリウムをサプリメントで摂りすぎると、さまざまな悪影響が出ます。食品やサプリメントなどでカリウムを摂り過ぎてしまうと高カリウム血症を引き起こす可能性があるからです。カリウムが体から排泄されず、血液内の濃度が異常に上がってしまうために起きる高カリウム血症ですが、腎臓の調子が悪かったり、カリウムを過剰に摂取してしまうことから起きます。四肢の痺れ、不整脈、頻脈、筋力低下、吐き気などの症状が現れ、最悪の場合心停止に至ってしまうと言う点では、高カリウム血症は怖い病気です。
カリウムを摂取する場合、腎臓がきちんと働いてないという人については、充分な注意を払う必要があります。糖尿病もカリウム不足が指摘されることがあります。中には、カリウムのサプリメントを糖尿病を予防するために使っている人もいると聞きますが、それは控えた方がいいようです。糖尿病腎症は糖尿病の三大合併症と呼ばれており症状が出やすいですが、発症すると腎臓の機能が低下してしまいます。前に述べたように、腎臓の機能が下がっている時には高カリウム血症となりやすいため、カリウムを摂りすぎないようにしなければならないのです。