広汎性発達障害とは その概念とアスペルガー症候群・自閉症の違いと特徴

広汎性発達障害とは広い範囲に発達の遅れがあることです。特に社会性やコミュニケーション能力や行動の偏りに問題が見られる場合を指します。
広汎性発達障害は幅広い概念で、トゥレット障害や小児期崩壊性障害等の自閉症以外の障害も含まれます。
 
・アスペルガー症候群
自閉症と同じ特徴を持ちながら、言語能力に関する遅れが見られない場合の診断名を指します。言葉を使え、知的能力(IQ)が高いので、高機能自閉症の一群です。
 
・自閉症
脳機能の何らかの異常によりコミュニケーション能力・認知・知覚に偏りを持つ発達障害を指します。診断名は知的能力(IQ)によって高機能・中機能・低機能の3カテゴリーに分けられます。

アスペルガー症候群の3つの特徴

アスペルガー症候群は言葉を使うことができる自閉症です。
自閉症に特有のこだわりや認知の障害が言葉の端々に顕れ、それがトラブルに結びつく場合があります。
 
1 育ちにくい想像力
想像力・応用力を働かせて柔軟に対処することが苦手です。
予想外のことが起こると、急に混乱します。
 
2 乏しい社会性
社会的な距離感を掴むことが苦手です。
対人関係をうまく構築できません。
 
3 すれ違う会話
言葉は覚えるのですが、それを正しく使うことができません。
聞いた話を誤った解釈で捉えたり、質問の意図とは違う答えをすることが多くあります。

アスペルガー症候群は治療できるのか?

◎アスペルガー症候群は病気ではありません
アスペルガー症候群は病気ではなく、発達の障害です。アスペルガーの子は社会性や想像力が乏しい面を持っています。しかし、他方では記憶力・正確性は優れたものを持っているのです。
 
◎ありのままの子供の姿を受け入れましょう
アスペルガー症候群の特徴・特性は、治療を施すべき性質のものではなく、それを一つの個性として認識し、障害と向き合い、優れた部分をより伸ばしていくように環境を整えるべきものなのです。もちろん、アスペルガーの子も一人一人が違う個性を持ち、性格も考え方も様々です。アスペルガーであるということは後回しにして、まずはありのままの子供の姿を受け入れてみましょう。
 
◎影となり、日向となって
保護者や周囲の大人は、ある時は影となり、ある時は日向となって常に子供に寄り添い、その時々において対応していきましょう。対応する方法、手順を考えた時に、一般的なアスペルガー症候群の対応方法を参考にしてみるとよいでしょう。

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